電気技術者


小学校のときの同級生でホリチユウコという子がいて、ジュンとネネのボーイッシュなほうに似た独特の雰囲気をもった人だったのですが、年1の身体測定のとき無思慮な中年女性の担任に学級委員の私が記録係を指名されたら、当時からボーイズライフを読んでいたマセガキのオヤマ君がイイなイイなと羨ましがるのでどうしてかと不思議に思っていたところ、実際の測定場面になって女子がショーツ1枚になって入ってきたらしく、記録用の机からふと視線を上げたらホリチの胸が見えて、それがオフクロと同じくらい大きくて上を向いた格好の良い大人の乳房で、びっくりしてずっと下を向いたまま読み上げられた数字を記録することに専念していた覚えのあるホリチさんのお兄さんが当時大学2年で電気専攻。例のジャンク置き場で拾ってきたトランスレスの真空管の番号を言ってラジオの回路を設計してもらったのですが、さすが大学生のレベルはすごいと感心したものです。
結局、その回路は組み立てられなかったけれど、この本にはそういった回路設計が満載。当然ながら真空管ではなく、集積回路を使った充電器とかインバータなど、今風のものばかり。しかも、芯材の誘磁率をもとにコイルの巻き数を計算して全体のインピーダンスに合わせるなどアナログなテクニックも紹介。世の中の電気技術者はみなこういったことができるのですかね。オドロキです。コラムには、第3種電気技術者は工業高校のレベル、大卒は2種を受けるものとキツイお言葉。でも、考えてみると、「高等」学校ですからね。高校の文系科目をみても世の中一般の人は理解できないレベルのことばかり。英国では中学を出ればみなworking class は仕事に就く。高校は大学に行くためのステップです。日本では戦前は、小学校を出れば学びたい人だけが青年学校で学んだそう。今みたいに高校全入、50%大学というのも異常な事態です。その間、心理的にスポイルされるケースが多いですからね。
というわけで、技術者はエライ!ということです。  

Posted by benhope. at 2015年01月24日17:37