これは石炭虫です。お尻にハサミがありますから。昔昭和35年頃、東京の家のお風呂は井戸水を汲んで石炭で焚いていました。その石炭箱の下にいた虫がこれです。小さい私は井戸のポンプの動かすのはなんとかできても、石炭を燃やすのはやらせてもらえませんでした。今回のブドウの豊作で、どういうわけかブドウの粒の間にコメツキムシがはいっています。ブドウに害を与えるわけでも刺すわけでもなく、だたじっと潜んでいるのです。昔、田舎に行くと遠い親戚のお兄さんがこのコメツキムシを捕まえては畳の上に裏返して置いて、ピンと撥ねてもとの体勢に戻るのを見て遊ぶのを教えてくれました。そのコメツキムシはなかなか見つけて取り除くのが難しく、今回の手作りワインのなかにもかなり入っていました。(キモチワル!)ということで、田舎の家には石炭虫とコメツキムシはつきものだということが改めて認識させられました。